忍者ブログ

カンテラ通りの定宿

カードワース創作宿「ハロウィン亭」「逢う魔が時亭」「午前3時の娯楽亭」「墓穴の標亭」「星数えの夜会」&いくつかの合同宿の面々の徒然記。

2024/05/19

「午前3時の娯楽亭」一班(最新版)

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

2016/01/18

「午前3時の娯楽亭」一班(最新版)

「午前3時の娯楽亭」一班(最新版)
カードワース創作宿「午前3時の娯楽亭」一班の設定。
最新版(2016/1/18時点)。

よそのことの絡み設定ありです。




リカルド
・知将型 若者♂
【秀麗/冷静沈着/利己的/神経質/繊細/遊び人/派手/ひねくれ者】
【俺/男性口調】

特徴クーポン【ギャンブラー、端整、厨二病】
【心の闇:種族憎悪】
【夢:平穏な日々】
【トーベル出身】(『今度の奴らは群れで来る』)

「さぁな、知りたくもないね」 ――『カフェ -ニャニャ-』
「道が北と東に分かれているな。…『北側に親玉がいる』に50sp。どうだ?」 ――『ごく普通のゴブ洞』
「さっさと通信を回復させろ!! 分かってんだからな! どっかそこら辺に隠しカメラでも置いてあるんだろ! もうバレバレなんだよ! 何とか言え! この、馬鹿ヤロ――――!!」 ――『今度の奴らは群れで来る』


異星第54殖民星『トーベル』出身の歩兵。ギャンブラー。
ビームサーベルの使い手。光線銃を中心に、実弾銃も使うことができる。178cm。18歳。
リカルド=C(コル)=レオニス。

クールでスカした感じのイケメン。"かっこつけ"。全身真っ黒でゴス服を着ている。
左目の下に二つ並んでホクロがあるのが特徴的。
周囲に興味が無いフリをして、「俺の孤独は容易く理解できまい」と周囲に壁を作りクールぶっているのが、どう考えても厨二病である。
トーベルで兵士をしていただけはあって独立心は強く、子ども扱いされるのは嫌いである。
トーベルでは一匹狼気味だったが、こちらの世界にやってきた時にはさすがに孤独が堪えたらしく、今ではかなり社交性もマシになった。

一見、無気力で冷徹に見えるが、それ以上にキレやすい今時の若者である。
あまり口数は多くないが、実際は脳内ではすごく喋っている。文句、愚痴、鬱憤…それらが爆発していざキレるとき"だけ"口に出すので、周囲から見ると突然キレ始めたように見えてちょっとヤバイ奴。
そのせいでトーベルでは「成績はいいがあまり関わりたくない奴」だと思われていた(それでもいくらかは友人がいた模様)。
当然ながら怒り以外の感情も持ち合わせているが、それも全部脳内で喋るので周囲からは淡白な人間だと思われている。その実、繊細で傷つきやすい、悲しいことも痛いことも嫌いな臆病な人間である。
怒ったり笑ったりという感情をあまり表に出さないのは、好き嫌い得手不得手の問題ではなく、「そんなことしたって何にもならない」という諦めの末の結論。
トーベルでの味方、数少ない友人との別れを経験してうんざりしている。

賭け事を好む割には、波風立たない人生が送りたいと思っている。
物事をごちゃごちゃ考える性質とは真逆に、考え事をしている時間が煩わしくて嫌い。
眠っているときが至高。眠っていれば何も考えずに済むというのもあるが、元々低血圧でもあり、夜はいつまでも起きてギャンブルをして、朝はいつまでも寝ているという不摂生な生活をしている。

他人嫌いというわけではないが、何となくこちらの世界で心を許した友人を作ることを躊躇っているように見える。だが、パーティメンバーの人間性を理解するにつれ、馴染み始めた。リーダーシップもよく発揮する。何だかんだで孤独は嫌な辺りは、孤高になりきれていない。

カードゲームジャンキーで、元はこの午前3時の娯楽亭でも、ギャンブラーとして生活していた。
トランプが最も得意だが、ボードゲームもこなす。特にポーカーではほぼ無敗。
基本的に何でもかんでも賭けの元にする。リカルドに影響されてか、他のパーティメンバーも、率先して物事を賭けに持っていくようになってきた。
分かれ道があったらコイントスやサイコロで行く道を決める。
最も戦闘能力が高いことからいつの間にか冒険者宿リーダーに祭り上げられ、渋々冒険者を始めることになった。

トーベルでは一歩兵で、原生生物に追い込まれたところを、転送装置で"天文学的確率"でこちらの世界に飛ばされてしまう(経緯は『今度の奴らは群れで来る』と相違ない)。
当初は、食い扶持を稼ぐために得意なギャンブルをしようと考え、娯楽宿である午前3時の娯楽亭に辿り着いた。ギャンブラーとしての生活は上手くできたものの、宿の親父が急に「流行りだからうちも冒険者宿やろうぜ」と言い出し、その時点では宿内で最も戦闘力が高く親父からの信頼もあるリカルドがリーダーに祭り上げられてしまった。
親父に歯向かって居場所を失うのも困るので、どうせすぐに廃業になると渋々了承しリーダーを引き受けたが、仲間も集まり思いのほか軌道に乗ってしまい、今更やめたいとは言い出せない空気になっている。
とはいえ、戦うのは好きではないものの、原生生物との終わりなき闘争と異なり、依頼には終わりがあるので、それなりに冒険者生活に馴染みつつある。


トーベルには帰りたいが、それはあくまで数少ない友のためや、結果として逃げることになったことへの罪悪感で、あの戦場に積極的に戻りたいというわけでもない。しかし、逆にこの世界に来て戦場に恐怖や嫌気を感じていたことを自覚してしまい、自分が臆病で卑怯な人間であったことに気付き、心の底では悩んでいる。
この世界に来てすぐの頃に見た夢で、かつての仲間の一人に「アクセサリーの類を付ければ見栄えが良くなる」と言われた影響で、ごちゃごちゃとアクセサリーを付け始めた。着飾った結果がゴスパンクなのは_厨二病のせいである。

酒などの嗜好品にはあまり興味がない。強さはそこそこ。
それよりもブラックコーヒーだ! 眠気が覚めるからな!
シュガー? そんなもの入れるのは子供だろ…(_厨二病)


同じくトーベルよりやってきた人間(島兎さま宅、はる様宅)がいると知り、喜びとも焦りとも付かない複雑な感情を抱いている。
単純に同類がいる喜びと、臆病さ、卑屈さなどがすべて暴かれてしまうかもしれない焦り、放っておいてほしいような、帰るならついでに一緒に帰りたいような、微妙な心持ちだ。


→PTメンバーとの関係性
■イザベラ:少しいい感じ?
「誰もお前が嘘をついているなんて思っていないさ」 ――『冬に咲く花』









ズィーク
・無双型 若者♂
【猪突猛進/鈍感/無頓着/過激/粗野/武骨/硬派/ひねくれ者】
【俺/粗野or無口口調】

特徴クーポン【熟練、英雄、強面、文盲、無学、騎乗の心得、指揮能力、大柄、長身、無表情、虫嫌い、隻眼、凶悪、悪人顔、屈強、英雄の血筋、記憶喪失・全てを失う、偏頭痛、怪力、野外活動知識、酒豪、大酒飲み、狂戦士、傭兵】
【心の闇:戦闘狂
【夢:夢は見ない】

「……用がないなら起こすな」 ――『怖がりさんとしっかり者』
「何が出てきても倒して進みゃいいじゃねーか。先に進もうぜ」 ――『天体の都アーヴィル』
「犬死は遠慮したいが、…称えられて死ぬ気もないな」 ――『ヒバリ村の救出劇』


亡国の"英雄"。25歳。205cm。
かつては国のために戦う戦士の一人で、英雄とまで呼び称えられる誉れある武人だったが、国を失い放浪。
冒険者になる前は傭兵業で金を稼いでいたという。
身の丈ほどもある巨大な大剣を軽々と振り回す。
全身傷だらけで、右目が潰れている。潰れてからかなり経つようで、狭い視界には慣れ切っており、死角にもならない。胸にとりわけ大きな裂傷がある。どう見ても致命傷だが、本人はどこで付いた傷なのか覚えていないらしい。

武骨の塊のような人間。淡白、冷徹、無感動。非情な冷血漢である。
常軌を逸する戦闘狂で、戦い以外には何も興味がない。
その戦いにすら意味を求めておらず、戦いに対して喜びも興奮も、ましてや悲しみやつらさも無い。まるで死地を求めるようにひたすら敵を蹴散らし続ける。その鬼気迫る獅子奮迅ぶりは、仲間すら寄せ付けない。

無愛想で基本的に無表情のため、かなり冷たい印象だが、愛着を持ったものが侵されそうになると戦い庇護行動を取る程度の情はある。ただし防衛に失敗してそれを失っても意には介さない。
異常に早い諦めと、物事への執着の無さが、虚無的なズィークの人格の一端を担っている。

一見怖いもの無しの英傑に見えるが、超の付く虫嫌いである。羽虫一匹相手に本気で逃げ出し、虫の魔物に出会おうものなら泡を吹いて倒れる。軍役時代に飢餓の憂き目に遭った際にも、「虫を食うくらいなら死ぬ」と固く決意していた。
やや暑がり気味のようで、風呂上がりや寝るときなどはだいたい半裸でいる。
決まりが悪いときや、手持ち無沙汰なときは、軽く頭を掻く癖がある。
ごく稀に、喉が潰れたようになって声が掠れる。

学や教養は無く、文字はあまり読めない。その分、アイコンタクトやハンドサイン、信号といった別の伝達手段に関しては比較的柔軟。
とんでもない不器用で、鎧は一瞬で着れるのにシャツのボタンを留められずにモタモタする。生活力が皆無で、料理も出来なければ掃除に興味も無く、洗濯すら億劫で、休日はTシャツにパンツでごろごろしている。酷い。
シャンプーやリンスの代わりに体用のせっけんで髪を洗っているので、ものすごい髪質がパサパサしているレベルの無頓着。
ただし虫嫌いのため、身の回りは必要最低限清潔にしている。「部屋を汚くすると虫がわく」「歯磨きを怠ると虫歯になる(歯に虫がわくと思っている)」…といった衛生観念には敏感。
ただ掃除に関しては、とにかく物欲が無く部屋に何も無いので、興味が無くても綺麗に保てるレベルのためほとんど苦労はしていない。物欲が無い以上に物持ちが悪く、渡されたものや貰ったものでも、すぐ壊してしまう。悪気は無い。また、英雄時代に伴っていた人間がことごとく死んだため「死神」などと揶揄されていたこともあったという。

両親が英雄で、本人も亡国の命運を賭けた戦場で功績を挙げ、伝説と呼ばれた偉大な師に技を継承されたド級エリートの武人。しかし結局、命を懸けた生まれ故郷は滅びた。でもそれもどうでもいいらしい。また戦いの場を求めて放浪して、ふらっとこの宿にやってきた。
しかし、何故国が敗北したのか、なんという名前だったのか、国王の名は――といった、重要そうなことは一切覚えていない。「どうでもいい(必要ない)から忘れた」と本人は言っている。それらを思い出そうとすると、酷い頭痛がするため、考えないようにしている。

ズィークはそもそも別世界の"ズィーク"の平行存在である。
"焦点"の合っていた別の世界のズィークは、大戦で勝敗が喫する前に死亡したため、敗北を知らない。
その記憶がこちらの世界のズィークと混ざり、記憶がところどころ飛び飛びになって継承されてしまっている。
ちなみにこちらの世界のズィークも、別世界ズィークとほぼそっくり同じ人生を生き、経験も間違いなく持っているが、別世界とは固有名詞や詳細が異なるため、特定の地名・人名・出来事などがごちゃまぜになり、混乱した結果として脳が勝手にそれらを全部記憶から消去してしまった。
そういったわけで記憶がいまいち正常に働いていないことがあり、「忘れている」のに「知って」いたり、「知らない」のに「覚えて」いたりと、周囲を混乱させるような振る舞いをすることもある。

ここからは大まかに別世界と現在のズィーク共通の経歴である。(【】内情報はGC時のライフパス)

英雄の両親の元に生まれる【出自:英雄】。
両親はズィークも世に恥じぬ英雄にすべく過剰な英才教育を施した。
立てもしない時分から木刀を持たされ殴り殴られ、歩け喋れるようになると、本格的に模擬戦闘を開始。
3歳頃には自室の鍵を隠され、何かしらの方法で自室への扉を開けないと、寒い納屋で眠ることになるという環境。5歳になると家を追い出され、修行を終えると村をさまよい、家事や畑仕事の手伝いをすることを条件に余所の家に泊めて貰うといった生活をしたという。また極限状態を模し、断食をさせられたり、剣の修行も気絶するまで殴られ、傷も自分で何とか癒さねばならない状況だった。
両親は、ズィークが英雄の名を悪用しないため、親の七光りで成り上がることを防ぐため、調子に乗らないようにするため…といった理由で、ズィークに苗字を教えなかった。
両親は、ズィークの体力や精神を鍛えることに熱心で、それ以外のことにズィークに手間をかけることは一切無かった。常に、絶対に勝たねばならぬと言い聞かせた。甘えや妥協の許されない過酷な状況、周囲と適切健全なコミュニケーションが取れず育ったズィークは、たちまち淡白非情で冷徹な、"勝利の出来"にのみ拘る人間に成長した。
10歳の頃に両親は英雄として戦争の現地へ召集され、そのまま戦場で死亡。遺体は国葬され国の管理する墓所に入り骨の一つたりとも帰ってこなかった。が、冷徹に育った上、親子の愛情など皆無のズィークのほうは、まったく意に介さずそのまま滞りなく、国の軍に属するため首都へ向かうのと修行を兼ねた旅を始めた。ここで彼が旅立つのに適当に持ち出した、家にあったロングソードに両親の名が刻まれていたことから、後にズィークがかの英雄の息子だと判明するが、それはまだ先の話。
首都へ向かう間に長いサバイバル生活を行い、旅人としてもいくらか経験と実力を積み、英雄じみた人助けはいくらかしたものの、修行の一貫だと思っていたためそのときは自分が人々を助けている自覚はなかった。
無事に首都に辿り着き、12歳の頃に軍に入る。年齢こそ12歳だがそのとき既に身体は170cm近くあった模様。まだ一兵卒に過ぎなかったが、年齢も相俟って鬼才じみていたらしい。国軍の総司令官より剣の腕を認められ、彼がズィークと交流を持った際に、ズィークの持っていたロングソードに目を引かれ、英雄の息子だと気付く。
総司令はズィークの両親から手紙を受け取っており、そこには「いつか息子と出会うことがあれば、今はまだ誰にも何も言うな。いつか我々の息子・ズィークが、我々を超える英雄になった暁には、我々英雄の名『デュランダル』を継いでも良いとせよ」と書かれていた。ちなみに入軍時に一般兵にロングソードが支給されたので、ズィークは唯一両親の形見であるロングソードは「斬りすぎて斬れなくなったから」という理由で早々に捨てようとしていた(慌てて国に回収され、博物館に寄贈されたという)。

少しの軍生活の後、13歳の頃にふとしたきっかけで伝説の剣士ハドフリートと出会い、修行のため2年軍を抜ける。
その師からはあくまでも"人間的"に接され、心ある生活を送り、心を基準とした英雄論を教えられ、ズィークの冷徹な心が少しずつ溶ける。たったの2年で無事に技はすべて継承【経験2:継承者】。
15歳で軍に戻り、修行の成果あって格段に上がった実力で著しく活躍する。
16歳で、国の存亡を掛けた戦いに参加する。かなり分の悪い戦いで、負傷した味方一隊を敵中に残して敗走しかけたところを、師匠との修行による精神の変化("情"の芽生え)で、一隊のために一人戻り、味方を取り囲む敵に斬りかかった。元より負け戦、さらに戦力差のありすぎる戦いは当然熾烈を極め、その蛮勇の際に右目を負傷し失う。体に残る大きい傷も、この激戦の際に付いたものがいくつかある。
ところが、一人の若者がただ奮起しただけに思われたその愚行は、あまりにも衝撃的な結果を迎える。鬼神の如き蛮勇の剣は、夥しい数の敵を斬り捨て、ついに敵を敗走させた。ズィークが勝ったのだった。
国家存続の危機を賭けた、敗戦濃厚の負け戦。それを16歳の少年がたった一人でひっくり返したのである【経験:決戦】。
"英雄"の誕生であった。
国は無事に存続。ズィークは国王に誉れ高き冠を貰い受け、身に余る大きさの大剣を贈られた。それを振ることなど想定はされていなかったが、ものが斬れるようには出来ていた。ズィークはそれを、「この大剣を振れるようにならなければ英雄足り得ない」という国からの期待だと(勝手に)判断し、意地でも大剣を使いこなそうと、その後その大剣一本を愛刀として用い続けることとなる【禁忌:愛刀のみ用いる】。
その折、ついに「英雄(両親)を超えた」証として、総司令官から前述の手紙のことを持ちかけられ、正式な式典の場でズィークが英雄の息子であることと、「今ならば誉れ高き英雄『デュランダル』の名を継げるだろう」ということを告げられたが、ズィークは「いらん」の3文字でこの永遠の名誉を一蹴し、名を継ぐ権利を永遠に放棄。まったく興味が無いのだった。今までもこれからも、一生両親の苗字である「デュランダル」を名乗ることは無い。

18歳にもなるとズィークは大剣を使いこなし、その頃にはもう部隊の隊長を任されるくらいにはなっており、勝率も高かった。しかし、勝手な行動、協調性の無さ、物持ちの悪さや兵士の著しく高い死亡率などから、ズィークを野蛮人だと嫌う人間も少なくなかった。英雄の名を継がなかったことを残念がったり馬鹿にしたりする者もいれば、奴に誉れ高き英雄の名を授けなくてよかったと安堵する者もいたという。少なくとも多くの者は、すでに過去の英雄のことなど意にも介さず超え始めたズィークのことを畏怖し、尊敬し、疎ましく思っていた。
この頃からズィークは、前述の通り勝手な行動が多く、軍の指示に従わないことも多かった。周囲の判断も仰がず勝手に戦地に行って、ズィーク一人で奇襲をかけて相手を全滅させることも少なくなかった。
その頃、敵の進行ルートだと判断されたが、物資や立地などの条件から作戦上見捨てられた村へ赴き、その村の手前で進行してきた敵兵と交戦、一人で相手を全滅させ、村には指一本も触れさせなかったという英雄譚が、今後長く続く(このとき救った村が、後に別世界の"ズィーク"の死後に遺体を引き取る村である)。
20歳になる頃には、ズィークは英雄との誉れの裏で死神と揶揄され始め、ズィークの隊には問題児が押しつけられるようになる。だが、ズィークは不思議と問題児たちと上手くやり、慕われていた。
(別世界においては、ある日の戦闘にて隊は敗走し、殿を務めてはぐれたズィークが森に迷い込み、敵から発見される可能性が濃厚になる。その際、捕まって自白を強要されるならと自ら喉を潰し、永遠に声を失った。その後、幸運が重なり無事に自軍へ帰還する。敗走したものの死亡者は奇跡的に少なく、ズィークを慕う者は幸いにも多数残る。この影響で、時折"こちら"のズィークも喉に違和感を覚え、声が掠れたり出なくなったりする)
やがて長きに渡る戦争に終止符が打たれ、国は敗北、滅亡した。
(別世界においては、敗北・滅亡前に、ズィークは死亡する。様々な戦場を駆けるものの負傷を重ね、自分を庇った隊員を重傷の中背負い、自陣へ帰還したところで力尽きて事切れた。蓄積した怪我、疲労、様々な要因があったが、重く大きい傷が胸に深く走っており、古傷とその傷からの失血死であった)

別世界ズィークの死亡と同時にこちらのズィークへ記憶が継承され混在、無意識に一部の記憶を消去、あるいは辻褄の合うように修正した。
・地名、人名等の固有名詞
・自身の死亡
・声の喪失
等が消去、修正の対象となっている。
ついでに確かに経験していることも何かしら抜け落ちたところがあったようで、師の与えてくれた"情"も一緒に消去の対象にされてしまっている感があったり、国から授けられた名誉ある大剣についても、今は必要があれば柔軟に別の武器を使うので、意地でも大剣を使う誇りは失ったりしている模様。
ただ、修正された物事にも一部「夢の中の出来事」と判断する程度には覚えていることもあるらしい。何にせよ、過去の記憶は曖昧であり、そのことに本人は自覚が無い。

娯楽亭に来た理由は、「リューンに着いたのが真夜中で、その時間でも宿が取れるような賑わっているところを選んだら娯楽亭だったから」である。
リカルドとはポーカーで勝負した。○リカルド‐ズィーク×。
ズィークのゲームスタンスは、「勝敗には興味がないが、勝つにせよ負けるにせよさっさと終わらせたい」である(降参は彼のプライドに反するらしい)。そのためズィークは、手札の強弱によってコールの態度を一切変えることはない。負け手札でも迷わずほぼ全賭けでチップを賭けてくるため、相手にとっては読みにくくて仕方ない上、万が一負けたらチップを全部持っていかれるという、ある意味恐ろしいスタンスである。
リカルドはそれら全体的なゲーム進行に際し、ズィークのあまりの動じなさに、「こいつ大物だ…」と思ったらしいとか。


ある日出会った少年(島兎さま宅)と女性(はる様宅)のことを「会ったことはないのに誰なのかは分かる」という、不可思議な状態で認識している。別世界で共に戦った戦友で、かけがえのない仲間であるが、ズィークは"会っていない"ため、記憶の齟齬が起こっている。ズィークは「夢の中ででも会ったのだろう」程度に思っているが、名前は分かるし彼らと過ごした日々を僅かながらも思い出すことができる。特に少年については、特別な思いを抱いているようだが自覚は無い。


→PTメンバーとの関係性
■キガラ:犬猿の仲、親友
「俺が負ける要素はねえだろ?」 ――『相棒探しの依頼』









キガラ
・勇将型 若者♂
【下賎の出/誠実/猪突猛進/無欲/献身的/鈍感/勤勉/粗野/武骨/硬派/お人好し
【僕or俺/硬派or粗野or男性口調】

特徴クーポン【下戸、捨て子、孤児、愛する者との永別『病』、カナヅチ、アンデッド嫌い、民族知識、倭国語習得、格闘家、気功使い】
【心の闇:力への渇望】
【夢:道を極める

「無理だ。それは無理だ。あのツケは、まるで僕たちの心の闇を吸収して大きくなる魔物のようだ」 ――『絵復元の依頼』
「うーん。道具、餌、ポイント、全て本で読んだ限り、最高の選択をしたはずなんだが」 ――『魚釣り』
「……すまない、俺だ。少しキップ代がもったい無かったもんでな……」 ――『魔錬都市 レールア』


文系武闘家。18歳。185cm。
格闘術。気功スキル。格闘のルーツは空手。足も拳も使うが、素手である。
格闘以外では番傘が得物。
学帽に学ランに外套に下駄のバンカラ男子。
孤児であるため苗字はないが、敬愛する師の苗字をもらってベンガラ=キガラと名乗ることがある。弁柄=キガラ。

勧善懲悪の真っ直ぐな正義感と、他人を気遣う優しい心、純真さ、それが行き過ぎたお人好しさ等を併せ持つ青年。
内面は比較的穏やかなのだが、態度はややぶっきら棒。しかしそれでも誠実ゆえに相手に与える印象は良く、敵は作りにくい。格好は奇妙だが、人柄で他人に好かれる人望のある人間である。

やや粗暴で堅い印象とその壮健な肉体とは裏腹に、読書が趣味。文学少年に憧れている。
一人称を「僕」とし、控えめで理知的な男子ぶっているが、本来の一人称は「俺」で口調も粗野であり、たまにポロッと素が出てしまう。
読書家だけあってそこそこ教養人で常識人でもあるが、その実、素直で愚直で、たまに天然染みたアホさを露呈する。向こう見ずで猪突猛進なところがある。

かつて、師に「真の強さとは優しさである」と諭され、それを信じて、優しい人間になるために旅をしている。そのために見返りを求めず積極的に人助けをすることを信条としており、ドお人好しでものすごいいい子である。
気は優しくて力持ちを体現したような青年。
あまり人を疑うことを知らない、というより、人に優しくしようとするあまり、できれば他人を疑いたくないと思っている。そのために自分の正義がブレてしまうこともあり、何が正しく、何を裁くべきで、何を守るべきなのかを模索している最中である。それを含めて修行中。

東洋の出身ではないが、とある大きめの街の東洋街(現代でいうアジア街、中華街的な通り。異民族が作った集まり)に捨てられていた子供である。
目や髪の色を加味しても、両親が東洋人であった可能性はある。

かつては、東洋街にあったとある道場の師範に拾われ、そこで生活・修行をしていた。師範は孤児を集めて弟子にし、跡継ぎを作ろうとしていた。しかしその師範はスパルタを越えて虐待鍛錬を強いていた。
キガラの兄弟弟子が心を鍛える修行だと寒中水泳させられて死亡した事故まで起こり、その事故を目の前で見ていたキガラは水に恐怖心を覚え、泳ぐのが苦手になった(カナヅチ)。
そんな環境ゆえに逆に弟子同士には結束があった。ところが弟子同士の取組で、弱った弟子をストレスの溜まった弟子が殴り殺す事件まで起きてしまう。このままではお互いを殺す羽目になると感じた兄弟弟子たちは結託し、師範に酒を飲ませて眠らせると、放火に見せかけて火をつけて殺害した。
兄弟子たちの計画を知らなかったキガラが「なんてことを…」と呟くと、兄弟子たちに「キガラもこうなることを望んでただろう」と言われる。キガラは「そんなことはない」とは言えなかった。
虐待まがいの修行生活から逃れたキガラたちだったが、暮らしていた道場は全焼の上、全員、元は孤児。たちまち路頭に迷った。
兄弟弟子たちは肉体労働でなんとか日銭を稼いだが、この頃になるとキガラには何となく(長いスパルタ生活で)身体を動かしたり鍛えたりすることに恐怖心等いろいろあり、気が乗らなかったので、自然と書店に通って本を読み漁って過ごすようになった。
やがてキガラが書店で本を読んでいる間に、外で日銭を稼いでた兄弟弟子たちは奴隷商人に騙されて誘拐され遠い国へ売り捌かれ全滅。キガラだけひとりぼっちになって残った。
そんな折、書店で現在「師」と呼ぶ人物ウタカタ(ベンガラ=ウタカタ)に出会う。ウタカタは自身の「雲心流」武術の後継者を探していた。
元は修行していただけあってキガラは身体も大きく筋肉もあったので、ウタカタはキガラを道場に誘った。キガラは道場にトラウマがあったが、生きていく方法が他に思いつかなかったので渋々ウタカタについていった。それに、道場生活には慣れがあった。ウタカタの道場は小さくて他に弟子はいなかった。
ウタカタ
は、道場はどうなってもいいが、技だけは後世に伝えたいと告げた。衣食住の保障と修行以外の時間で好きなだけ本を読ませてもらうことを条件に、キガラは技を継ぐことにした。そこでキガラは優しく気の良いウタカタにだんだん心を開いていき、やがて自分から師の技を継ぎたいと思うようになる。キガラはウタカタを心から慕い、尊敬した。
しかしウタカタは持病で後が長くなかった。死の間際にウタカタは「真の優しさとは強さである」「強くなれ、キガラ」と告げて息を引き取る(愛する者との永別『病』クーポンは、これによるもの)。
そしてキガラは師匠の言葉を受け取り、強くなろう、と思い立って、武者修行の旅に出ることにする。

未だに、威圧的な相手には身体が強張ったり、奴隷市場に売り捌かれた兄弟子たちから恨まれている悪夢を見たりするという。
ただ、カナヅチについては泳ぎ方そのものの理解はあり、冷静なときは一つ一つ確認しながら慎重にいけば泳ぐこと自体はできる。しかし、突然の水責めや、突き飛ばされて水に落ちたりといった突然の出来事だとたちまちパニックになって溺れてしまう。

殴れないので幽霊も苦手である。怖がり。
酷い下戸で、少量の酒でべろんべろんになってしまう。酔うと寝てしまうタイプ。二日酔いも後を引く。

娯楽亭に来た理由は、「修行ついでに冒険者をやってみたいが、どうせやるなら無名の新興宿で自分の力を試したかったから」である。
リカルドとは花札で勝負した。○リカルド‐キガラ×。
ポーカーのルールが分からなかったキガラのため、リカルドが妥協して花札に付き合うことになった。
不慣れではあったが花札でも勝ったリカルドもさすがである。
キガラはポーカーのみならずカードゲームは得意ではない。ただ、キガラの、深読みせず、その場その場で最善の手を考えて積み重ねていく「堅実で素直な手」が、リカルドの印象に残ったという。

最近知り合った下賎の出の男性(島兎さま宅)と何かありそうな予感がするが、まだまだ進展を見守る段階。


→PTメンバーとの関係性
■ズィーク:犬猿の仲、親友
「……今はまだ、苦しいけど。ゆっくり、お前のために、歩いて行くようにするよ、親友」 ――『葬列の跡』









イザベラ
・万能型 大人♀
【厚き信仰/冷静沈着/無欲/献身的/秩序派/好奇心旺盛/勤勉/謙虚/上品
【私/上品口調】

特徴クーポン【痩躯、暗殺者修道女、聖北教徒】
【心の闇:-】
【夢:語られぬ夢】

「緊急事態でしたので確実に貴方達を起こせる手段を取らせてもらいました」 ――『冬に咲く花』
「では、先程噂になっていた美術館でも覗いて行きませんか? 気になっていたんです、私」
「……分からないです……芸術なんて、さっぱり」 ――『B.U.Gallery』


修道女。神聖技能。修道女であるのと同時に暗殺者でもある。
暗殺には一本のナイフを使う。ナイフの取り扱いに優れる。
多くの人と触れ合う修道職で身に付けた優れた観察眼と、夜の街を暗殺で走る日々で身に付けた鋭い勘を併せ持ち、盗賊のような役割も果たす。
25歳。167cm。
シスター・イザベラ。「イザベラ」は洗礼名のため、苗字は付かない。

穏やかでおっとりした優しいおねーさん。あらあらうふふ。
いつも笑顔のため気付かれにくいが、実は非常に目付きが悪い。人間離れした鮮やかな赤い瞳をしているが、正真正銘ただの人間である。
基本的にどんなことがあっても動じず、微笑みながら冷静かつ迅速に対処する強心臓の持ち主。
物腰の柔らかな丁寧な女性でありながら、したたか。鋼のような強い意志と強靭なグロ耐性を持つ。
細身でやや高めの身長。スレンダーな身体。目付きも含めお世辞にも美人とは言えないが、質素で清廉な外見であるため好感は持たれやすい。

絵画、彫刻、音楽といった芸術・美術を好む。ただし見る専門。
聖北教徒だが、芸術・美術に関しては宗教観は一切持ち込まない。気に入ればそれでよく、異教徒のものだろうが邪悪だろうが気にしない。
特に絵画にお熱のようで、ぜひ宿に何か絵を飾りたいと思っている。
良いものは高いので、よく古市や骨董屋を回って、安くて気に入る絵を探している。

慈悲深く、神の愛を忘れない敬虔な聖北教徒でありながら、依頼された暗殺をこなす裏家業をしている。
暗殺について、本人は特に相手を選ぶつもりはないようだが、結果として普通の暗殺者に依頼できないようなものばかりが来る。
「シスター・イレイザ」という通り名で、裏業界ではちょっとばかり有名であるらしい。
暗殺者であることは知る人ぞ知るという感じだが、親父さんとリカルド、ジュスティは少なくとも知っている。
当然自分から言いふらすようなことはしないが、イザベラ自身はそれほど隠す気もないらしい。

最も午前3時の娯楽亭と馴染みの深い人物で、冒険者宿を発足する前からこの宿に通っていた。冒険者宿発足前は普通にお酒とテーブルゲーム目的でやってきていた。
親父さんとは仲良しで、親父さんたっての頼みでリカルド一行に同行することになった。

信心深いだけのごく普通の家庭に生まれたが、父親がDVを繰り返す男で、イザベラにも手を上げようとしたので、とっさに母親が父を殺してしまった。しかし母親は非常に優しい人で、毎日毎日神に許しを乞い祈った。イザベラは悲しくなり、「母さんの代わりに私が生涯神に祈るから、母さんは自分のために生きて」と言って、自分が修道女になる決意をした。
そうして修道会に入って日々神に祈り続けるイザベラだったが、ある日、道端で「あいつさえいなければ…あいつのせいで」と、泣いている少年を発見する。物陰に隠れて独り言を聞いていると、とある極悪人が少年のことを悩ませ傷つけていると分かった。少年は「殺してやる…」と呟いていて、その瞳はもう限界の殺意と、固い決意が見えた。その姿に、イザベラは、父を殺して神に祈り続ける母の姿を思い出した。未来ある少年が、万が一、イザベラの母のように、罪悪感に駆られ、日々を祈りで過ごし、未来を失ってはあまりに気の毒だとイザベラは考えた。だから、イザベラは少年の代わりに、こっそりその極悪人を殺すことに決めた。
自分はどうせ、生涯祈る身であるから。
そうして極悪人を殺害すると、あの日の少年がとても晴れ晴れした表情で歩いているのにすれ違った。少年は、友人たちと、極悪人が死んだことにより訪れた平和を喜び合っていた。
イザベラはそれで、祈りも罪悪感もすべて自分が引き受けようと思い、人を傷つけるどうしようもなく殺さねばならない人々の暗殺をすることとなった。
祈りの合間を縫って努力を重ね、ナイフの使い方も覚え、卓越した勘や身のこなしを手に入れた。
だからイザベラは、神の忠実な僕でありながら、心優しき人々の罪悪感や祈りをすべて引き受ける、人の僕でもある。
悲しむ人が誰かの死を願ったとき、その人の悲しみも憎悪も罪も背負い、少しでも笑えるように。どうか地獄に堕ちるのは自分だけであるように。これがイザベラの「語られぬ夢」である。

暗殺の依頼を、こまめにイザベラ個人が受けるのは危険も伴った。イザベラが娯楽亭に頻繁に出入りしていることを理解した依頼者が出始めると、暗殺依頼は娯楽亭の親父を通してなされることが多くなった。
そういうことがあったので、親父がふと思い付きで流行の冒険者宿をしたいと言い出したとき、積み重ねてきた暗殺の実績があるイザベラに、リカルドに同行することを頼んだ。断る理由もなくそのまま冒険者も兼業し始めた。
しばらくは教会にある宿舎と宿を行ったり来たりしていたが、若い修道女が増え宿舎の部屋が足りなくなってきたため、いい機会だと娯楽亭に部屋を貰いそちらに居住を移した。それでも頻繁に宿舎に通い後輩たちの面倒を甲斐甲斐しく見ている。

リカルドとはポーカーで勝負した。×リカルド‐イザベラ○。
唯一カードゲームでリカルドに勝ったメンバー。だが、イカサマであった。
イザベラ本人のイカサマではなく、カードを配った無関係の少年が仕組んだイカサマだったという。その少年は無作為にリカルドが選んだ者だったが、イザベラと懇意にしていた少年で、イザベラに勝ってほしいと思って、イザベラとの打ち合わせも無しにイカサマを仕組んだのだった。
突如仕組まれたイカサマにまったく動じず、しっかりと勝機をモノにしたイザベラの強かさと度胸には、リカルドも舌を巻き、敗北を納得したという。


最近、他の宿の暗殺者の女性(島兎さま宅)と仲良くなった。お酒飲んだりして女子会している。


→PTメンバーとの関係性
■リカルド:ややいい感じ?
「…丁度渡そうと思ってたところ」 ――『マフラーを編もう』








ポーチュラカ
・標準型 子供♀
【猪突猛進/献身的/好奇心旺盛/穏健/派手/繊細/お人好し/愛に生きる
【あたし/上品口調】

特徴クーポン【ドジ、魔法使い、魔女、魔術師の血筋、魔法少女、ぽっちゃり、料理上手、魔術師、正直者、ロマンチスト、子供好き、泣き虫】
【心の闇:-】
【夢:-】

「では、オードブルとデザートの準備はお任せあれ」
「はい! 一番、リュート弾き語りポーチュラカ! 親父の歌を歌いますっ!」 ――『絵復元の依頼』
「細けぇことは いいんですよ。それではいきますよ、しりと『り』!」 ――『宿の自室』


魔法使いの女の子。魔女っ子とか魔法少女とかいう類の存在。14歳。152cm。
様々な属性の魔術を使う。全体的に可愛らしくふわふわとした魔術ばかり。料理上手が高じて、料理をアレンジしたスキルも扱う。
敬語だが、「上品」というよりは「ですます口調」といったところ。
ポーチュラカ=メーアヒェン。

体型がややぽっちゃり気味。ややふとましい。顔は割と可愛いが全体的にぷにぷにしている。
食べることが大好きで、好き嫌いは無くなんでも美味しそうに幸せそうに食べるが、そのせいで体型のほうは常に現状維持。
体型は年頃の女子なりに気にしているが、それより美味しいものを食べているときが幸せなので仕方ない。名前を揶揄して「ぽっちゃりか」などと呼ばれたりするとポコポコと怒る。だが全然怖くない。
また、体型をイジられるのには慣れているようで、焦ったり怒ったりすることこそあれ、悲しんだりガチ凹みといったことはあまりない。

ふわふわした女の子らしい女の子。天然気味でドジっこ。明るくて元気いっぱいで、楽しいことや珍しいことにはキラキラと目を輝かせて寄っていく、裏表の無い素直な性格。
だが悪を嫌い正義を愛する心優しい少女であり、ド級のお人好しでもある。
素直でのんびりやなので、すぐに人に騙される。でも挫けない。
ただ、素直で正直すぎるあまり、普段通りの表情でものすごい冷静で的確なことをズバリ指摘することもある。本人に自覚は無いが、たまーに辛辣。つい余計な一言を言ってしまうタイプ。

世間で思われている魔女のイメージとはかけ離れた、早寝早起きをし、美味しい食事を食べ、太陽をいっぱい浴びて、人や動物と仲良く過ごし、自然に感謝し、楽しいことをして、やるべきことはしっかりやる…といった、ものすごい健康的な教えのもと生活をする魔女の一族のため、とっても健康で元気な女の子である。
動物、虫は種類を問わず好き。本人曰く、魔女はそれらと共存するものらしい。

自然や動物と人間が共存する町で生まれ育った。一族の女は全員魔女。親戚も魔女。
町の人々は古き過去からずっと魔女や自然と共に生きてきており、魔女にとても寛容で、ポーチュラカも周囲に愛されのんびりと育った。
一族は誰しも、魔女としての修行をしに外界へ旅に出る。旅をした先で定住するも結婚するも本人の自由だが、聖北教会の管轄に入ると魔女狩りの危険と隣り合わせである。厳しい修行の旅だが、一族の掟に従いポーチュラカも素直に旅に出てきた。ちなみに修行を終えたら一人前の魔女と認められるだけで、特に恩恵は無いらしい。酷い話である。成長するにつれて強くなる魔力を使いこなすには、修行がやっぱり一番なのである。そうでなければ、安易に町中で暴走させ、周囲の人々を困らせるだけなのだから。

家事が得意で、料理も掃除も洗濯もお手の物。
料理もお菓子も自分で作って自分で食べる。お裾分けもどんどんする。
基本的にはとても美味しいものを作るが、ドジ気質のせいで稀にとんでもない失敗をする。それでも泣きながらちゃんと食べる。えらい! さすがに失敗したものはお裾分けしない。ちゃんと味見する系のしっかりした料理上手。


娯楽亭に来た理由は、「通行人の会話を『3時のおやつ亭』と聞き間違えたから」である。修行のために冒険者宿探してたけど、どうせならおやつ食べたいと思って来たら冒険者宿だった。
リカルドとはババ抜きで勝負した。○リカルド‐ポーチュラカ×。
あまりにも顔に出るポーチュラカを哀れんでリカルドが慈悲で冒険者宿に引き入れたとか。
しかし、彼女の明るさにリカルドたちが救われていることは、今となっては疑いようの無い事実だ。


→PTメンバーとの関係性
現在は特になし









ジュスティ
・策士型 大人♂
【厚き信仰/冷静沈着/貪欲/利己的/神経質/勤勉/高慢/硬派/ひねくれ者】
【私/尊大or男性口調】

特徴クーポン【眼鏡、メガネ、貧弱、痩躯、宝石魔術師、几帳面、リアリスト、皮肉屋、完璧主義者、潔癖症、近視、医療知識、知恵袋、少食】
【心の闇:せいぎのみかた】
【夢:正義の実現】

「おい、何でもかんでも私に訊くな。美術家なんぞ専門外だ……」 ――『B.U.Gallery』
「……ご丁寧なことだ。私は食べんぞ」 ――『万魔の街シュカー』
「悪かった。知らない場所だから観察を優先してしまったんだ」 ――『黒灰の悪魔の隠宅』


リューン騎士団から派遣された監査員。
宝石技能を扱う、「宝石魔術師」である。25歳。177cm。
ジュスティ=スピネル。

昨今の「質より量」的な粗悪な冒険者宿が乱立する状況に苦言を呈したリューン騎士団が、新興の冒険者宿に監査を派遣してはどうか――という案を持ち出し、実際に派遣された監査員。
蚊帳の外から見てればいいのに、わざわざ実際にパーティ入りして旅先までついて回り、リカルドたちの所業に目を光らせるド生真面目野郎である。
融通の利かない、嫌味で高慢な糞眼鏡。恐ろしく勤勉であることは、先の監査方法からもお分かりになることだろう。
冒険者宿に身を置いてはいるが、冒険者ではなくあくまで所属は騎士団である。
――が、実は、その正義感と有能さから、組織の不正を暴きかねないジュスティを騎士団から追い出す、体のいい左遷である(そのため、ジュスティ以外に実際に監査に出されている人材がいるという話は寡聞にして聞かない)
本人はそのことにはまだ気付いていないものの、定期的な報告にもあまり手応えが無いことは感じている。
日常的に報告書を書いたりしているほか、未だに騎士団のほうでもいろいろと事務作業が溜まっているようで、だいたいいつも忙しい。騎士団と宿を行ったり来たりしている。社畜である
監査解除の勅令があるまで娯楽亭にいるように言われているので寝泊りは娯楽亭でしており、依頼があれば、事務仕事があろうが危険だろうがリカルドたちに同行する。
最初は自分が生きて帰らねばならない一心から参謀としてパーティに協力しており、その頃はあくまでも本人は冒険者に身を落としたとは思っておらず、馴れ合う気もなく他のメンバーと露骨に距離を取っていたが、最近では冒険にも少し慣れ、自分から積極的にリカルドたちに手を貸すようにもなった。それは「頼られると嬉しく、つい全力を尽くしたくなる」という社畜根性が主だが、単純にパーティメンバーたちに情が湧いていることも大きい。

ちなみに、娯楽亭での仕事には暗殺者「シスター・イレイザ」の調査も含まれている(こちらの調査のほうは、騎士団側からも吉報を待たれている模様)。
イザベラ本人に尋ねたら「私ですが」と普通に言われたので逆に疑い、イザベラのことを信用ならない人物だと思いいろいろ調べた。
その結果、よりにもよって情が湧いてきた頃に同一人物だと確信したため、未だにその処理については頭を抱えている。

ワガママで横暴。騎士団のエリートのため、冒険者一同を下等と見ており、かなり高慢な態度を取る。
短気というか神経質で、些細なことですぐにイライラする。
ただ、頭は非常に良く、生真面目で冷静な気性は常に最悪な場面を想定し動く、信頼に足る参謀である。
騎士団員だけあって聖北教徒であり、教会等の知識のほか、医療に関することなど様々な知識を持ち合わせる。ただし頭でっかちで露骨な理論派。
騎士団のエリートのため教養深くマナーも心得ているが、騎士団ではずっと事務作業をしているためガリでモヤシである。運動音痴で貧弱。なので貴族の遊びの中でもスポーツ系はまったくの門外漢である。

潔癖症で、汚れるのが嫌い。冒険者生活には心からうんざりしている。汚物やら妖魔の死体やら下水道の調査やら、冒険するたび精神ダメージを負っている。でも仕事だから仕方ない。社畜可哀想…
ただし、他人の理不尽な死などを「可哀想」と思うような方向での精神ダメージはほとんど感じないため、ある意味他の冒険者とダメージ量は五分である。


リカルドとはポーカーで勝負した。○リカルド‐ジュスティ×。
トランプゲームなど賭け事は下級の娯楽! チェスで勝負しろチェスで! と何度もしつこく文句を言ってきたが、勝ちは勝ちである。ちなみにマジでチェスは強かったので、それでリカルドは納得したらしい。
ちなみに、そんなことを言いつつも、いつの間にか平然とトランプゲームにも積極的に参加するようになった。毎日、夕飯のおかずを賭けたゲームまでしている。


→PTメンバーとの関係性
現在は特になし



コメント

プロフィール

HN:
やまかし
Webサイト:
性別:
非公開
自己紹介:
PC数が膨大なためWikiもあります。
Wikiパスワードは「ハロウィン」を英語の綴りでどうぞ。

ツイッター:@12_ymks