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カンテラ通りの定宿

カードワース創作宿「ハロウィン亭」「逢う魔が時亭」「午前3時の娯楽亭」「墓穴の標亭」「星数えの夜会」&いくつかの合同宿の面々の徒然記。

2024/05/19

午前3時の娯楽亭 二班

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2016/06/28

午前3時の娯楽亭 二班

カードワース創作宿「午前3時の娯楽亭」のメンバー設定。二班。

シナリオによらない妄想が多分に含まれています。ご了承ください。
※よその子との絡み成分が多いです。ありがとうございます!







コキュートス
豪傑型 若者♂
【秀麗、冷静沈着、神経質、好奇心旺盛、悲観的、勤勉、謙虚、武骨、硬派】
【俺/硬派口調or男性口調】

コードネーム"コキュートス"。
端整な顔立ちの背の高い男性。21歳。192cm。
柔らかい茶髪をオールバックにしている。額に、ぐるりと平行の縫合痕が残っている。
蛇腹剣を扱う。

冷静で、いつもむっつりと口元を引き締めている。顔立ちは綺麗だが表情と見下ろすような視線のせいで怖がられがち。
生真面目で融通の利かない理屈型の人間。冷たい性格のようだが、それは自分の大きな"使命"のために感情を殺して生きてきたからで、実際は比較的常人通りの感受性を持つ青年である。
一本だけぴょこんと立ったアホ毛が、まるで動物の尻尾のようにピコピコ動くのが、特定の人物にのみ確認できるらしい。
無口というわけではないが、あまり不必要なお喋りはしないので、対比で口数が少なく見える。

綺麗好きで几帳面。趣味は掃除。完璧主義者に加え潔癖気味で、だらしない人にはがみがみと注意をする説教魔。その注意ぶりはまるで厳しい学校の先生。スカイには「鬼教官」などと呼ばれている。

故郷の村が前代で新興宗教団「プロフェット教団」に襲われ壊滅。生き残った村人がプロフェット教団を壊滅させるためだけに育て上げた復讐鬼、それこそがコードネーム"コキュートス"である。
生まれながらに復讐を遂げることのみを目的に、数少ない村人に育てられ、人を殺す技術と、復讐は使命という洗脳教育を受けていた。それでも残った良心は、開頭手術でロボトミーされて失った。額にはその傷跡が残っている。しかし、復讐対象以外にはごく普通の態度で、単に少し気難しい青年に見える。
復讐鬼となるべく産み育てられた子供たちの中で殺し合いをさせられ、生き残ったコキュートスは最終試験として育ての親たちを全員殺害し、復讐の旅に出た。
プロフェット教団に所属している/所属していた者はすべてその子々孫々に至るまで殺害せよと命じられている。たとえ罪の無い相手でも、プロフェット教団に縁のある者が親族にいるならば全員殺害の対象。
殺害時には脳内麻薬がドバドバ出て人殺しめっちゃ楽しいモードになる(ように脳を弄られている)。そのため基本的に復讐は楽しく、後で賢者モードになるも別に苦にはなっていないらしい。復讐を諦めないよう、傷つけられることにも快感を感じるようになっており、サディストとマゾヒストを兼ねるスーパートリガーハッピーである。

とある街で、プロフェット教団の人間を殺害したところをリカルドたちに目撃された。仕方なく力技で押し切って逃げようとしたが、敢えなくズィークに阻止され、完全に逃走経路を失う。とりあえず午前3時の娯楽亭で身柄を拘束されることになった。次の教団の手がかりも無かったコキュートスはしばし娯楽亭に身を置いて教団の手がかりを探すことにした(後に、見られた殺人現場の弁解と、自らの目的、娯楽亭に正式に居座ることは簡単にリカルドたちに説明し、親父さんの了承も得ている)。
村の子供たちと殺し合った記憶は都合よく抜け落ちている。その際に実兄すら殺しているが、その記憶も無い。ただ、兄性(?)を感じる人間につい甘えたくなってしまう。

冒険者として娯楽亭で動くことになった際には、もちろんリカルドとテーブルゲームもした。実は割と強いらしいが、運が向かずにリカルドには敗北した。









スカイ
勇将型 若者♂
【厚き信仰、猪突猛進、貪欲、進取派、過激、楽観的、遊び人、陽気、軟派】
【俺/粗野口調】

サンライド=ブルー=スカイ=ライン。
聖北教徒。細身の剣を扱う聖騎士。18歳。176cm。
目が覚めるようなスカイブルーの髪と瞳を持っている。
神聖剣技、剣技、神聖術を扱う。

明るく溌剌としたお調子者。すごくよく喋る。
底抜けの陽気さと前向きさ、アホさと猪突猛進さを兼ね揃えたテンションの高い青年。
神の道を志す者らしからぬ軟派な性格で、女の子と見るやデレデレする。夜の街にも遊びに出る不健全な人間。
神信仰ではなく天使信仰のやや珍しい部類の聖北教徒。でもまあ、天使の上には神がいるので別にどっちでも変わんなくね? とスカイは思っている。

感情の起伏は激しそうに見えて喜楽に偏り気味である。怒りは大きいが悲しみはそんなに大きくない。立ち直りが早いというか、そもそも凹まないのである。
いつもニヤニヤしているので不意に真顔になるとちょっと怖いのが萌えポイント。

頭は悪いが意外と機転は利く。悪ガキ。
善人ではあるが割とリアリストである。ヤバイ時にはスタコラサッサ。

一応、聖騎士としてはセミプロ的な立場で、現在はリューン騎士団で実施訓練中。研修生みたいなもんである。よって本来は騎士団にいなければならないのだが、いない。規律に縛られるのが嫌いなのである。フォーエバー自由!
娯楽亭に来てたのもガチ遊び人だからである。比較的常連。コキュートスが旅に出るのに、回復役がついてったほうがいいって話してたのを聞いてしゃしゃり出てきた。ヒマ人。
聖騎士学校時代にしこたま絞られた鬼教官がコキュートスにそっくりらしい。

かつて住んでいた山深くの小さな村、悪ガキの一人だったスカイは、村の外れにあった小さな教会に興味を持つ。教会でありながら「決して入れない」と噂されていたその教会に、どうにかして侵入してやろうとこっそり教会周りを探検していたスカイは、鉄格子の窓の向こうに一人の少年を見つけた。
教会の中にまるで幽閉されるように住んでいたその少年にスカイは興味を持った。少年は「サミュ」と名乗った。
そしてスカイとサミュの不思議な友人関係が始まった。
サミュは教会から出られないという身の上を、鉄格子ごしにスカイに話した。そうするとスカイは毎日教会の鉄格子の前に訪れて、てんでに話をしたり、果物を鉄格子ごしに渡したりした。
サミュは控えめな少年だったので、大抵、スカイがどうでもいいことをサミュに話しかけていたが、幽閉され孤独だったサミュはそれがとても嬉しかった。二人は二人きりの内緒の親友となって、交流を続けた。
ある日、スカイの故郷に謎の集団が押し寄せてきて、あっという間に村を焼き払った。スカイは逃げたが、大怪我を負った。スカイはサミュを助けなければ教会の中で焼け死んでしまうと思って、身体を引き摺りながら教会へと向かった。教会はすでに破壊され炎上していた。教会の直前で力尽きて倒れたスカイの前に、一人の天使が現れた。彼はサミュと瓜二つだった。
「僕の名前はサミュエル。僕は教会への祈りの力で存在していた天使です。祈りの力が少なくなった昨今、僕は教会の外で活動できないほどに弱まっていました。村を焼かれ、死に際の人々の祈りで、皮肉にも僕は少し力を取り戻して、だからここにいます。けれど許して、スカイ。それでも今の僕には、きみを救うだけの力しかない――」
そうしてサミュエルの残りの力と引き換えに、身体の傷を癒されて生き延びたスカイだったが、力を使い果たしたサミュエルは消滅してしまう。スカイはサミュエルの最期の言葉を聞いて、「じゃあ俺が祈り続ければサミュにまた会えるんだな! 俺は祈り続けるぞ!」と誓って、天使信仰というかサミュエルへの祈りを続けて今に至る。
村が焼けた後は、村の異変を知って駆けつけた聖騎士団に救助されて、そのままちゃっかり聖騎士団の養成所に居着いた。
よく聞くとがっつり故郷が壊滅し天涯孤独になっているが、それに関してはちょっと怖いぐらいの無関心である。
死んだ人は戻らねーからな! それよりとりあえず今はいつかサミュに会いたいなーと思っている。

ちなみにスカイの故郷を焼き滅ぼした謎の集団は、かのプロフェット教団過激派の一派である。
速やかに逃亡したため、痕跡も残っていなかった。スカイも知らない事実である。

リカルドとは純粋にカードゲームを楽しんだ。珍しくリカルドも楽しそうだった。
遊び人同士、ギャンブルに関しては気が合ったらしい。









ペパーミント
万能型 子供♂
【冷静沈着、好奇心旺盛、穏健、楽観的、遊び人、陽気、派手】
【俺/無口口調or子供口調】

ペパーミントは偽名。ペッパーなどと呼ばれている。
16歳。164cm程度。目の中心にハイライトが入る瞳の形をしている。
午前3時の娯楽亭のディーラー。
手品技能、針技能などを使う。

いつもニコニコしている謎めいた少年。元気よくアホ毛が二本生えている。
非常に手先が器用なディーラー。イカサマめいたこともできる。手品、奇術が得意。
無口で秘密主義。明朗快活ではあるが、黙っていることが多いので何を考えているかはよく分からない。
善人と並列して人の機微に非常に敏感であり、他人に対して懐深く慈悲深く、また諦観的である。
自分が楽しければ、他人を助けることに見返りは求めないタイプ。

パーティ内ではその手先の器用さで探索役を引き受けている。
誰に対しても同じような態度に見えるが、アリツィアとデネブにはやや過保護。

幼少期には妹と生き別れ、身寄りをなくしたところを大道芸キャラバンに拾われた。
元々手先が器用だったため、奇術や大道芸を学びながら様々な国を回っていた。
とある国へ立ち寄った際に、突然その国の国王から買われて、キャラバンを離れて国王の城へ。
国王曰く、「末息子は病気で地下に幽閉されており、二度と日の目を見ることはないが、できる限り望みは叶えてやりたいと思っている。その末息子が友達が欲しいと言ったのでお前を買った」と言うので、素直にそれに従った。そのとき地下に幽閉されていた病気の末息子がデネブである。
デネブは病気のため皮膚にも影響が出て全身が爛れていて、それが感染病かもしれないというので誰も近寄りたがらなかったし外にも出られなかった。それでデネブが友達が欲しいと言ったとき、国王は大道芸でデネブを楽しませられそうなペッパーを買ったのだった。
そうして作られた友人関係から始まったデネブとペッパーだったが、相性がよかった。デネブとペッパーは主従を越えた友人関係を手に入れた。
ある日デネブが「一度でいいから外に出たい」と言うので、可哀想に思ったペッパーは、こっそりとデネブを城下街へ連れ出してしまった。これは国王に歯向かう危険な行為だとペッパーもデネブも分かっていた。国王にはじきにバレて、国王軍が探しに城下に出てきた。デネブとペッパーは「捕まって連れ戻されたら殺されるかも」と思って逃げたが、子どもの脚力、まして初めて訪れた城下街では逃げ切れないと分かって、ペッパーとデネブは城門で落ち合うことにして二手に分かれた。しかしペッパーは捕まってしまった。城門からその様子を見ていたデネブは、「ペッパーが処刑される」と思って、その姿を見たくないと咄嗟に城門から国の外へと逃げて行ってしまった。
ペッパーは城に引っ立てられて罪に問われたものの、国王は国外追放で許した。ペッパーは国の外に出てデネブを探したけれど、虚弱なデネブのこと、たぶん生きてはいないだろうなあと達観してしまい、行った先の街で裏カジノのディーラーをしたりして過ごした。イカサマとかやってたら悪い人に追われたので逃げ回り、たどり着いたのがリューンの娯楽亭。
娯楽亭でディーラーをしていたが、ある日コキュートスが出かけた先で行き倒れていたと連れ帰ったのがデネブだった。ペッパーとデネブは再会を喜んだが、もはや帰る場所はなく、そのまま娯楽亭に居座ることになった。ディーラー業ではデネブを養うのが厳しいのでコキュートスの冒険に同行することに。デネブも「俺もペッパーと離れてる間にちょっと健康になったし!! 自分の食い扶持くらい自分で稼ぐし!!」とか言ってついてくる。

リカルドとは勝負したものの眺めてたイザベラにイカサマを窘められて無効試合。しかしイザベラをして「客観的に見て、しかもイカサマをしているという前提で見ていたから気付けました」と言わせたそのイカサマは本物である、ということで冒険者入りを受け入れられた。

ちなみにアリツィアは、幼少時代に生き別れた実の妹である。
ペッパーのほうは見た瞬間分かったが、アリツィアは当時赤子だったので、兄がいることも知らない。









アリツィア
標準型 子供♀
【田舎育ち、猪突猛進、献身的、好奇心旺盛、楽観的、陽気、愛に生きる】
【私/女性口調】

アリツィア=プロフェッタ。
13歳。153cm。
暖かい色合いの金髪と、ミント色の目を持った少女。
超能力技能。

明るくおしゃまな女の子。不思議ちゃん。周囲の人には見えない「お友達」が見えるらしい。
生まれながらに謎の力を持った超能力者。本人には「特別な能力」という自覚がない。
幼い頃から人とは違う世界を見て生きており、あまり良い学習も受けていないため、思考回路は少し幼く不可解。
ただし基本は良い子で、物事もはっきり言うし、好奇心も強く、人にもすぐに懐く可愛らしい少女である。
正義感というよりは、良いことと悪いことに対しては鋭く、はっきりと物事を言う性格。

アリツィアの視界を通すと、周囲の人々は物語の登場人物のよう。
コキュートスは「フランケン」。
スカイは「ノア(箱舟の人)」。
ペッパーは「時計ウサギ」。
トルタは「コッペリア」。
デネブは「あひるの子」。
アリツィア自身は彼らを登場人物そのものと認識していて、たまに現実との差異を見つけて不思議そうな顔をする。
例えば、アリツィアはコキュートスを不浄の化け物だと思っているし、スカイはかつて天使のお告げで大洪水を逃れた賢人だと思っている。ペッパーを穴に落ちて不思議の国へ導いてくれるひとだと思っているし、トルタを人間にそっくりなお人形さんだと思っている。そしてやがてデネブは、自身が美しい白鳥だったことに気付き、仲間を見つけて飛び去ってしまうと思っている。もちろんそんなことはないので、コキュートスは聖水を浴びても平気だし、スカイは船を作ったりしない。ペッパーはどこにも行かないし、トルタは人間で、デネブは仲間を見つけられない。
ちなみに動物はみんな好きだが、猫が特に好きらしい。猫に対してはいつも「ダイナ」と声をかける。

ペパーミントとは実の兄妹だが、アリツィアは幼い頃にプロフェット教団に誘拐されて兄と生き別れており、兄がいたことすら記憶にない。
生まれながらにその不思議な能力を無意識に発現させていたアリツィアは、プロフェット教団に「聖女」として誘拐されて育てられ、周囲の信者に崇められて生きてきた。そのために自分の視界や考え方、能力と、一般的な世界との差異に気付くことができずに育ってしまった。一応、苗字はプロフェッタと与えられたが、名乗る機会がないためアリツィア本人は苗字と認識していない(プロフェッタとは名乗らない)。
ある日、退屈のあまりに教団員に黙って散歩に出たら、目の前を駆け抜けるペパーミントを目撃。ペッパーはイカサマがバレて街から街へ逃げている途中だったが、アリツィアの目にはそれが時計ウサギが女王に怒られると慌てて駆けている様子に見えた。そこでアリツィアは揚々とペッパーを追いかけて、結果としてリューンに辿り着いた。ペッパーがアリツィアを追い返さなかったのは、ペッパーのほうはアリツィアが妹だと気付いたからである。

自分がプロフェット教団の聖女などとは教えられず知りもしないため、アリツィア自身は「ネズミさんがいつもご飯を持ってきて、私のお世話をしてくれるの」くらいの認識しかなく、コキュートスの求めている情報は持っていない。しかし、アリツィアがプロフェット教団の一味だと知れれば、アリツィアの認識など関係なくコキュートスは彼女を殺すだろう。もしペッパーがこのことを知ったら、実に胃の痛い状況である。

ちなみにリカルドとのテーブルゲームでは、超能力でリカルドの手札を全部読み取って読み上げ、リカルドを驚愕させた。だがゲームのルールを理解していなかったので普通に負けた。









トルタ
知将型 若者♀
【誠実、献身的、保守派、鈍感、勤勉、地味、謙虚、お人好し】
【僕/子供口調】

トルタ=コッペリア=ベアテ。
楽師の女の子。17歳。167cmくらい。
ビン底ぐるぐる眼鏡をかけた超近視。でも、眼鏡を取ると実は可愛い。
得意楽器はフルート。演奏技能などを使う。

穏やかでのんびり屋。面倒見がよく、アリツィアのお世話係状態になっている。
アリツィアには振り回されて苦労しているものの、彼女の見ている独特の世界には良い意味で興味があり理解を示す。コッペリアの名が付いているので、正しく認識されてるのかなーと思ったら、やっぱり人形だと思われていた。でもアリツィアもトルタにとてもよく懐いている。

控えめだが元気は良く明るい。すごく常識人。
俗に言う僕っ娘。口調も女性らしくはない。幼い頃、「奏でる音に女々しさがある」と指摘されて以来、ずっと男の子のような口調を続けている。でも中身は普通に女の子で、自分の性別に迷っているということもない。

とあるオーケストラ楽団に所属し、憧れていた指揮者に、「とある楽曲」への参加を認められた。
しかし、その楽曲をどうしても吹きこなすことができず、楽団を除籍されてしまい、悲しみに暮れながらも音楽修行の旅を続けている。
…しかし、トルタは知る由もなかったが、実はその指揮者はプロフェット教団員で、その「とある楽曲」というのも、「完璧に弾き終えると悪魔がやってくる」という恐ろしい悪魔降臨の楽曲だった。清く正しい心を持っていたトルタは、そもそもその楽曲に適正が無く、どんなに努力しても吹きこなすことはできなかったのだった。
その楽曲を終えたとき、参加していたオーケストラは全員、望みと引き換えに悪魔に魂を奪われ死ぬという。つまり、トルタは悲観しているが、実は吹けなくて逆に命拾いしていた。

娯楽亭には演奏修行のために演奏に訪れていた。
リカルドとのテーブルゲームはもちろんボロ負けしてしまったが、リカルドにはその正直さが好印象だったそうだ。









デネブ
策士型 子供♂
【醜悪、高貴の出、不心得者、利己的、過激、悲観的、粗野、繊細、ひねくれ者】
【俺/粗野口調】

とある国の王族の末っ子。つまり王子なのだが、生まれながらの虚弱体質と、病による皮膚の爛れで忌み嫌われ、地下に幽閉されていた。
16歳、157cm。
蟲技能や本による技能を使う。

生意気でひねくれた少年。口が悪く、愚痴りがち。
不真面目で、少し人間不信気味である。
喧嘩っ早く強気だが、その実、自分の外見や肉体的なコンプレックスが強く、かなり悲観的な性格である。
素直になれず口汚いことを言ってしまうが、人とは仲良くなりたいし優しくしたい。
基本的に仏頂面で、いつも不機嫌そうだが、対人スキルが低いだけで別に不機嫌なわけではない。
虚弱体質のためすぐに体調を崩す。少し体力はついてきたと豪語するものの、実際のところようやく人並みといったところ。

皮膚の爛れが伝染病ではと疑われて、居城の地下に監禁されていた。
実は、伝染病ではと言い出したのは国王お抱えの占い師の一人で、実はプロフェット教団の一員である。
彼はこうして少しずつ国王をコントロールし、国家転覆を狙っていた。
だが、本性を見せない占い師を国王は信頼してしまっていて、妄信的にデネブを監禁してしまった。
ただ、さすがに良心が咎めたのか、国王は「外に出たい」以外のデネブのわがままは何でも聞いてくれて、デネブが望むまま本をくれた。その本を延々と読みふけって暮らしていたため、知識だけは豊富。ただし経験は無いので頭でっかちである。
ある日、物語の中に出てきた友情に憧れて、友人が欲しいと国王に頼むと、国王は行きずりの大道芸人を買ってデネブに寄越してくれた。それがペパーミントである。
デネブはペパーミントに、本の知識ばかりを語ったが、ペッパーはペッパーで禄な勉強をしていないのでデネブの知識は新鮮だった。「すごいね」「物知り」とペッパーがにこにこして話を聞いてくれてデネブは嬉しく、またたまにペッパーが見せてくれる手品はデネブを大いに感動させた。そうしてペッパーとデネブは名実ともに主従を越えた親友となったが、ある日、ペッパーと共に場外へ遊びに出てしまう。ペッパーは城の者に捕まってしまい、ペッパーが自分のせいで処刑されると思い込んだデネブは、その姿を見たくないのと恐ろしさに、その場を逃げ出してしまった。
国の外ではアテはまったくなかったが、悪運だけはよくて、何とか様々な人に助けられながら、ふらふらと国から遠ざかる旅を続けた。
やがて辿り着いたリューンで行き倒れていたところをコキュートスに救助されて、無事にペッパーと再会した。

実はアリツィアに惚れている。
監禁されて、汚い容姿を忌み嫌われて育ったデネブに、「あなたは本当は綺麗な白鳥なのよ」とか言うアリツィアが悪い。惚れるに決まってる。
アリツィアがペッパーの生き別れの妹であることには、ペッパーの態度から薄々感づいている模様。

リカルドとのテーブルゲームは惜しいところまで行ったが負けてしまった。
本で読んだことがある程度の知識で惜しいところまでいけるのだから、実はすごい頭がいい。






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