大まかな地図です。
要所の紹介をしていきます。
■旧カンテラ通り (きゅう - どおり)
ハロウィン亭のある通りです。
あまり広くはありません。まだリューンができて間もなかった頃は、これでも主要な通りだったといわれています。
街が寝静まった後も、夜遅くまでカンテラが点いている店が多かったことから、カンテラ通りという名が付きました。
遅くまでやっていると、人目を避けた妖魔が集まりやすかったといいます。そこから、妖魔の憩いの宿として、ハロウィン亭が誕生しました。
歴史はあれど、今となっては狭く、古い旧市街です。今はもう、他にもたくさん遅くまでやっている店が増えて、名前の由来もどこへやら。店じまいしたところがほとんどで、夜遅くまでついているカンテラはもはやありません。
ですが、昔馴染みは、この通りを好んで歩くといいます。
■カンテラ通り (-どおり)
カンテラ通りの名を継ぎ、リューンが大きくなるに伴い開発されたやや大きな通りです。
並ぶ店も、道もとても小奇麗で、大通りにも近く、一等地といえます。
リューン水道橋へ繋がる
水道橋通りと交差しています。この十字路は
誰時星十字路(たれどきほしじゅうじろ)という名前がついています。この十字路には大きな街灯があって、夕暮れ近くになると、真っ先に光が灯ります。それがまるで一番星のようだということからこの名前がつきました。
最近、あいていた土地に白い外装の立派な宿ができました。
逢う魔が時亭です。
誰時星十字路の名前にあやかって、誰そ彼時→逢う魔が時という由来で名前がついた宿です。
また、カンテラ通りの少し奥まったところには、旧カンテラ通りの名残で、夜いつまでも賑わう小さな通りがあります。この小さな通りだけは、未だに真夜中になっても煌々とあかりの灯る店があります。
午前3時の娯楽亭です。
この娯楽宿は、カジノの入店基準を満たさない者でもテーブルゲームを楽しめるようにという店主の計らいで誕生しました。午前3時になってからが本番。朝方までずうっと光の灯る、遊び人の憩いの場です。
リューン水道橋 (-すいどうばし)
今はもう使われていない、古代文明の英知の結晶の一つです。
かつては上水道としてリューンの住民の生活に役立っていたのでしょうが、今となっては巨大なオブジェでしかありません。
それでも、下水道と同様、なんとか水道橋だということまでは判明したようです。住民のほとんどは意味を分かっていないのかもしれませんが、この橋は「水道橋」という名で定着しました。
大通りからこの水道橋へ続く大きな通りを「
水道橋通り」と呼んでいます。
お祭りが開かれたり、主要な店がいくつも並ぶなど、非常に賑わう通りです。
人々は、この水道橋の真下にある暗くて湿った通りを「
しとど通り」と呼んでいます。普通の人は、あまり好んで近寄りません。この橋の下には、明かりも、小奇麗な店もないからです。
それを利用して、人目を嫌う人々は、この通りに集うといいます。